オタクのためのオタクによるオタク映画 レディ・プレイヤー1

レディ・プレイヤー1 READY PLAYER ONE ☆ 【BD】

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 「映画秘宝」の2018年度ベスト10にギリギリで滑り込んだスティーヴン・スピルバーグ監督のSFアドベンチャー映画。80年代のポップカルチャーが随所にちりばめられ、メカゴジラやガンダムが登場するなど、特に50代前後の世代にとっては嬉しくなる場面も多かった。

 2045年、人々は過酷な現実から目を背け、バーチャル空間「オアシス」に救いを求めていた。「オアシス」はコンピュータの天才である故ジェームズ・ハリデー(マイク・ライアンス)が創造したもので、人々はアバターとしてどんな存在にもなることができ、どこにでも行くことができた。ハリデーは遺言で「オアシス」内に隠したイースターエッグの発見者に「オアシス」の運営権や自身の財産を相続させると宣言したが、プレイヤーたちは5年経っても手がかりを得られずにいた。冴えない青年ウェイド・ワッツ(タイ・シェリダン)は、「オアシス」ではパーシヴァルと名乗り、イースターエッグに最も近づくが、「オアシス」の乗っ取りを企む大企業IOI社のソレント社長(ベン・メンデルソーン)が送り込んだ精鋭部隊のシクサーズが立ちはだかる。

 日本ではスピルバーグ作品としては公開後にもそれほど話題にならなかったが、全世界での興行収入はスピルバーグ監督作品として最高のものになったともいい、アメリカでの評価も悪くなかったらしい。廉価版が出たので購入して鑑賞したが、スピルバーグ監督ら作り手の個人的な思い入れが強い印象を受けた。80年代のポップカルチャーにはまった世代としては懐かしく嬉しい仕掛けがいっぱいだったが、逆に50代ならではの違和感も覚えるのだ。いまやVR空間を舞台にした作品は少なくないが、戦うのが生身の人間ではないので感情移入が難しい。アバターだけではなく、生身の主人公たちも走り回っているものの、その比重は低い。アバターはやられてもアイテムやコインがリセットされるだけで死んでしまうわけではないので、そのあたりも緊迫感を欠いた一因かもしれない。

 何度も繰り返して見る楽しみはありそうだが、廉価版で購入して正解といったところか。

作品データ
監督:スティーヴン・スピルバーグ 出演:タイ・シェリダン、オリヴィア・クック、サイモン・ペグ他
製作年:2018年 製作国:アメリカ

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