なんでアン・ハサウェイ? シンクロナイズドモンスター

シンクロナイズドモンスター COLOSSAL 【Amazonプライム】

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 企画に惚れ込んだアン・ハサウェイが主演を務めたほか、製作にも名を連ねた2016年のモンスターSF映画。意表を突いた設定が評価されたようだが、実際に見てみると正直よくわかならい。それでも不思議に印象に残る作品だった。

 ネット記事のライターをしていたグロリア(アン・ハサウェイ)は、リストラされてアルコール依存症となり、同棲中のティム(ダン・スティーヴンス)からも愛想を尽かされる。身一つでニューヨークから故郷のニューハンプシャーに戻ったグロリアは、小学校の同級生だったオスカー(ジェイソン・サダイキス)に再会し、彼の経営するバーで働くことになる。居場所を見つけて安堵するグロリアだったが、閉店後にオスカーや仲間たちと酒を飲み、夜明けの公園のベンチで目を覚ますような毎日を送っていた。その頃、韓国のソウルでは毎日同じ時刻に巨大モンスターが出現し、街を破壊していた。二日酔いでそのニュースを見ていたグロリアは、モンスターの動きが同時刻に自分が公園でしていた動作と一致していることに気づく。

 アン・ハサウェイが出ていなければ見ることはなかっただろうが、Amazonのプライム作品にラインナップされたことを知って鑑賞。アルコール依存症のダメ女という設定で、これまでヒロインを演じてきた作品のようなイメージとは違うが、彼女自身、かなり力の入った作品であることはうかがえる。

 ソウルに現れたモンスターと自分の動きがシンクロしていることに気づくあたりまではコメディ・タッチだが、オスカーもまたもう1体出現した巨大ロボットとシンクロしていることが分かると、幼なじみ2人の関係が怪しくなってくる。結局のところ、25年前に初めてモンスターを生み出した原因は、グロリアではなく、オスカーにあったらしい。彼の心の闇は詳しく語られることはなく、グロリアが彼に対して抱いていた思いも明らかではない。また、ソウルとニューハンプシャーにそれぞれがいて迎えるラストも、必然的なものであったのか、ハッピーエンドといえるのかも疑問。しかし、この世に起きる理不尽な出来事も、個人の行動はもちろん、小さな心の動きなどにも影響されているような気がする。そういう意味では、一部では「理解不能」という評価のあるこの作品も、いろいろと考えるきっかけを与えてくれて、なかなか面白い作品だった。
 
作品データ
監督:ナチョ・ビガロンド 出演:アン・ハサウェイ、ショーン・ウィリアムソン他
製作年:2016年 製作国:カナダ、スペイン

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