先が読めない面白さ スプリット

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 ジェームズ・マカヴォイが多重人格の誘拐犯を演じた2016年のアメリカのスリラー映画。「アンブレイカブル」に始まるM・ナイト・シャマラン監督の3部作の2作目にあたる。

 クラスメイトの誕生会に招かれた女子高生ケイシー(アニャ・テイラー=ジョイ)は、飲食店からの帰りにクレア(ヘイリー・ルー・リチャードソン)、マルシア(ジェシカ・スーラ)とともに何者かに誘拐され、監禁されてしまう。彼女たちを誘拐したのは解離性同一性障害を持つケビン(ジェームズ・マカヴォイ)で、彼女たちは入れ替わり立ち替わり現れるデニスやパトリシア、ヘドウィグといったケビンの別人格に混乱しながらも、彼らと対話し、監禁された部屋から逃げだそうと試みる。一方、ケビンのカウンセリングをしていた精神科医のフレッチャー博士(ベティ・バックリー)のもとにケビンの別人格バリーからの救いを求めるメールが届く。

 公開される前からこの作品には興味を持っていたが、日本での公開後もそれほど評判を耳にすることもなかったので購入リストに入れたまま忘れてしまっていた。今回たまたま「ミスター・ガラス」を見ようと思い立ち、3部作の「アンブレイカブル」に続いて鑑賞。ジェームズ・マカヴォイが芸達者に演じた猟奇犯罪物というくらいの認識しかなかったが、いざ見てみると予想以上に面白いスリラー映画だった。

 「女子高生監禁事件」ということでよからぬ想像をしてしまうのだが、実際見てみると閉鎖空間での息詰まる展開にドキドキはらはら。犯人が多重人格とわかっていても、それぞれのキャラクターの情報がないので展開も読めない。さらに「アンブレイカブル」の世界とどうつながってくるのか全く見当が付かなかったが、24人目の人格「ビースト」の登場で謎が解ける。物語は監禁された少女3人とケビン、フレッチャー博士の5人だけで進んでいくといってもいいが、ケビンの別人格や場面転換を巧みに利用して奥行きのある物語になっているところが面白い。

 丸坊主のジェームズ・マカヴォイはプロフェッサーXを思い出させないほど微妙な演技をしているし、ケイシーを演じたアニャ・テイラー=ジョイも彼の怪演に負けない演技力でついつい引き込まれてしまった。3作目の「ミスター・ガラス」にどんなふうに続いていくのか楽しみである。

作品データ
監督:M・ナイト・シャマラン 出演:ジェームズ・マカヴォイ、アニャ・テイラー=ジョイ他
製作年:2016年 製作国:アメリカ

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