見事なバランス WAR

WAR ウォー! ☆ 【BD】

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 2019年に公開されたボリウッド映画の中で、トップとなる47億ルピー(約68億円)余りの興行収入を記録したアクション映画。「クリッシュ」のリティク・ローシャン、「タイガー・バレット」のタイガー・シュロフという、インドの人気アクション俳優2人が主演を務めている。

 インドの情報機関RAWの少佐カビール(リティク・ローシャン)は、テロリストの暗殺作戦を遂行中、命令に背いて上司のナイドゥを殺害し、行方をくらます。RAWのルトラ大佐(アーシュトーシュ・ラーナー)は、カビールの教え子である大尉ハーリド(タイガー・シュロフ)たちを招集してカビールの捜索と彼の目的の究明を命じるが、ハーリドは捜査から手を引くようカビールから警告を受ける。カビールは国際犯罪者イリヤシ(サンジーヴ・ヴァスタ)の力がRAW内部に及んでいることに気づき、単独でイリヤシの協力者をあぶり出そうとしているのだった。

 ひさしぶりのボリウッド映画はアクション大作。いわゆるスパイ・アクションなのだが、ハリウッドの先行作品を見事に消化し、バランスよくまとめている。アクションシーンやどんでん返しのストーリーに既視感はあるものの、あれもこれもと欲張りならがも、消化不良で終わっていないところは、さすがにボリウッドである。インドの映画人は「娯楽」としての「映画」というものを十二分に理解しているので、そうそう中途半端な作品になりようがないのだ。インド映画にお馴染みのインターミッション(休憩)を挟んだ約150分の本編の中で、世界各地を舞台にハデなアクションが展開する。「○○のパクり」と言えないこともないが、ハリウッドのアクション映画のファンならば絶対に楽しめるはず。

 ダブル主演のリティク・ローシャンとタイガー・シュロフは、似たタイプの俳優ながらキャラクターがしっかり区別されており、演技力も肉体もアクションも全く甲乙つけがたい。インド映画になくてはならないダンスシーンは2か所だけと控え目だが、ストーリーを分断することなく、自然に挿入され、見る者のテンションを上げてくれる。ダンスシーンには吹き替えだったり、編集だったり、いろいろと技術を駆使しているのだろうが、それでも主演の2人はカッコいいのだ。また、登場場面は少ないものの、ヒロインとなるナイナ役のヴァーニー・カブールも非常にセクシーで魅力的。劇中歌「Ghungroo」やメイキングの特訓シーンは必見である。

 まだまだ見たい作品や俳優がたくさんあるインド映画だが、日本で公開される数はそれほど多くはない。アンテナを高くして捜索を続けなければ。

作品データ
監督:シッダールト・アーナンド 出演:リティク・ローシャン、タイガー・シュロフ他
製作年:2019年 製作国:インド

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