チョン・ジヒョンの香港映画

デイジー DAISY
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 劇場公開されたあとにDVD化される場合は仕方がないが、作品のあらすじを知ったうえで見ても問題のない作品と、知らないままに見た方が数倍面白い作品があるような気がする。この作品はもちろん後者。ヘヨン(チョン・ジヒョン)とジョンウ(イ・ソンジェ)の出会いは期待通りに「猟奇的な彼女」など一連のチョン・ジヒョン主演の韓国ラブストーリーを予感させる。しかし、事前にジョンウが刑事だということをあらすじを読んでわかっているのでそのあとの展開がどうにも陳腐に感じられてしまうのだ。
 ところが、それは私の早合点。3分の2くらいまでは「期待ほどではなかった」という思いを抱きながら見ていたのだが、ある時点から自分の勘違いに気づいてハッとした。監督はあのアンドリュー・ラウなのだ。韓国のラブストーリーであるはずがない。この作品はキャストこそ韓国人俳優だが、香港映画だと思えば展開にも全て納得がいく。「ホワイトバレンタイン」「イルマーレ」を見ようとしたのが誤りで、実は私の大好きな「インファナルアフェア」や一昔前の香港ノワールだったのだ。
 同じ勘違いをしてこの作品に厳しい評価を下した人も多いと思われるが、香港映画ファンにはぜひ見て欲しい作品。ちなみにふだんは手厳しい妻が感心してこの作品を見ていた。
デイジー
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