男運のない女性の血統

ジャスミンの花開く 茉莉花開
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 ひさしぶりに「初恋のきた道」のチャン・ツィイーに会うことができた。意地悪な見方をすれば彼女ありきの作品ともいえる。「三世代・一人三役」という説明そのままで、3本の短編映画を見たようなものだ。三世代をつなぐ役割として「茉」の存在があるが、彼女の存在が十分に活かされていなかったようにも思われる。
 「茉」「莉」「花」それぞれのドラマは約40分。深く描ききるには時間が足りず、時代の影もそれほど色濃くは読み取れない。浅い解釈をしてしまうと「三世代に渡って男を見る目がない母娘」ということになってしまう。実際に血のつながりがない「花」とその娘の未来には明るさも見えたような気がするが、「茉」も「莉」も幸せだったひとときがあったわけで、彼女たちにもどこか救いを残しておいて欲しかった。
 かわいいけれど、さすがに十代の役はどうかと思わないではない。しかし、チャン・ツィイーのファンとしては字幕を消して(ストーリーを無視して)、2時間余り彼女を見つめているだけでいいのだ。
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