トム・ハンクスはファンタジーで ターミナル

ターミナル The Terminal
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 母国で発生したクーデターのために入国ビザが無効になり、一時的に入国できなくなるという状況はあり得るが、そのまま空港内で暮らし続けるところがいかにもファンタジー。トム・ハンクスの魅力は、賢く強い人間を演じたときではなく、どうにかして助けてやりたいと思わせる情けない人間を演じるところにあるようだ。「ロード・トゥ・パーディション」のタフなトム・ハンクスには感情移入できなかったが、この作品のビクターには誰もが感情移入せずにはいられないはずだ。
 ある意味、スポ根物に通じるところもあり、最初は途方に暮れているビクターが英語を覚え、左官のアルバイトをして金を稼いでいく。そしてさらに空港内でのトラブルを解決したことから空港内で働く人々から尊敬を集め、愛される存在になっていくのだ。絶対にハッピーエンドになるに違いないという確信を見る者に抱かせて物語は進行する。そして約束通りのハッピーエンド。キャサリン・ゼタ=ジョーンズとの恋愛の行方は……だが、期待を裏切らない感動がある。
 また、トム・ハンクス以上に好印象を持ったのは、キャサリン・ゼタ=ジョーンズのかわいらしさ。実際より年上の役をしていることもあるが、高飛車な女性のイメージが強い彼女が、男に関してはダメダメな女性を徹底して演じている。新たな魅力発見!と言いたいところだが、まもなく40歳になる彼女に新たな展開を望むのは無理かも。
 おとぎ話の世界だが、トム・ハンクスでなければ演じられない世界のような気がする。

ターミナル DTSスペシャル・エディション [DVD]
角川エンタテインメント
2005-04-28

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