アジアに羽ばたく江口洋介! シルク

シルク Silk 詭絲
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 マイケル・ピットやキーラ・ナイトレイ、中谷美紀や役所広司の「シルク」を見るつもりだったが、「シルク」違いでホラー映画の方を購入してしまった。
 2006年の台湾映画。タイ映画を中心にアジアン・ホラーに注目していたはずなのに、ノーマークの作品だった。これほど面白いのに、江口洋介サイドから大々的に宣伝されなかったのが不思議なくらいだ。「救命病棟24時」もいいが、アジアに大いにアピールしうるこの作品を日本でアピールしなかったのはもったいない。「闇の子供たち」が諸事情によりタイでの上映ができなくなり、アジア進出に頓挫した形だったが、この「シルク」は十分に彼の存在感を知らしめるだけのインパクトがある。
 子供の霊という点では「呪怨」の二番煎じに終わってしまうのではと思われたが、それだけにとどまらず、SFとサスペンスの要素を加えてスピード感あふれる展開に持って行っている。ドキドキの質からいうとホラー映画というよりもサスペンスと言い切っていいかもしれない。最後もある程度は予想がついたが、ベタベタせずにサラッと仕上げて後味もいい。テーマもある意味で常識的で倫理的。あらゆる要素がバランスよく配分されているので、見て損のない作品であることは確かだ。
 キャストも豪華。江口洋介が日本人役で登場したのは正解で、日本語と中国語、英語を違和感なく使い分けている。チャン・チェンも彼のイメージにぴったりの役で、実際には彼が主役だった。「レッドクリフ」もよかったが、歳をとるにつれてアンディ・ラウのような貫禄が出てきたような気がする。「百年恋歌」のときには雰囲気が渡辺謙に似ていると感じたが、逆に考えるともし渡辺謙が若くして海外進出をしていれば彼のポジションにいたかもしれない。カリーナ・ラム、チェン・ボーリン、バービィー・スー、チャン・チュンニンらの若手俳優も贅沢。あえて彼らを脇役に持って行ったことでB級っぽさがなくなった。
 江口洋介ファン、アジアン・ホラーのファンは急いで購入すべし。さもなければレンタル店に急ぐべし。

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2009-07-24

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