絶妙のキャスティング 傷だらけの男たち

傷だらけの男たち 傷城 Confession Of Pain

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 それほど評判になった作品でもないので期待せずに見たが、これが抜群に面白い。さすがは「インファナル・アフェア」のアンドリュー・ラウとアラン・マックの手による作品だけある。彼らは「インファナル・アフェア」ですっかりツボを心得たらしい。ストーリーは全く異なるが、虚実入り交じり、過去と現在が錯綜する展開は「インファナル・アフェア」そのものである。最初に犯人を示して真実を少しずつ解き明かしていくパターンにしたことも大正解。下手にひねって真犯人を隠し、観客まで欺そうとしても途中で気づかれるのがオチなのだ。また、トニー・レオンと金城武にはそれぞれシュー・ジンレイ、スー・チーというパートナーが用意されているが、変にベタベタしてダレることもなく、あくまでもサスペンスを軸に物語が組み立てられている。
 また、トニー・レオンと金城武という配役も見事にはまった。例えばアンディ・ラウやレオン・ライでもいいかというとそうはいかない。そして2人の女優も素晴らしい。シュー・ジンレイはお目々ぱっちりの美人女優ではないが、芯の強い女性を演じさせたら天下一品。スー・チーは10年前と全く変わらないキュートな役柄を演じ、彼女が出てくるだけで場面がホッと和む。公開されて3年間もこの作品を見ていなかったことが悔やまれる。
 大絶賛でお薦めできる作品なのだが、唯一、邦題だけはどうかと思う。

作品データ
監督:アンドリュー・ラウ/アラン・マック 出演:トニー・レオン、金城武他
製作年:2006年 製作国:香港


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