3Dあっての 第7鉱区

第7鉱区 SECTOR7 ☆ 【BD】

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 3Dでも劇場公開された韓国発のモンスター・パニック映画。ハリウッド映画にも多くの似たような作品があるが、孤立した海底油田のプラットホームで、未知の海底生物と戦う隊員たちを描いている。
 「無鉄砲」と呼ばれる主人公を演じるのは「デュエリスト」のハ・ジウォン。インタビュー映像や他の作品の画像を見るとかわいらしい女優なのだが、作品の中では男勝りという設定のためか、まったくと言っていいほど女性らしさ、セクシーさを感じさせない。雰囲気は宇多田ヒカルか松本明子と言ったところ。女性が主人公の場合、見ている男性は主人公が追い詰められるところにサディスティックな快感をおぼえるものなのだが、この作品にはそれがない。ほとんどの場面がタンクトップ姿なのにもったい気がする。
 もう一方の主人公、モンスターの造型にはオリジナリティが感じられた。深海生物が人の手によって巨大化されたものなのだが、印象は驚くほど「グエムル」のモンスターに近い。銃で撃たれても、火だるまになっても死なず、数十メートルの高さも自由に上がったり下がったりする。しかも、大きな口には鋭い牙があり、触手は自由に伸び縮みして人間を襲うので、なかなか対抗手段が見つからない。また、人間を執拗に追い詰めるところからは知能の高さも感じさせる。ハリウッドであればできるだけモンスターそのものの姿を描かず、描くにしてももっととらえどころのないデザインにしそうなものだが、この作品ではツッコミみを入れたくなるほど作り込んでいる。この点はハリウッド映画とも日本映画とも違う「韓流」なのかもしれない。
 ストーリーには特に目新しい点もなく、サスペンスでは過激な展開で我々を驚かしてくれる韓流映画だが、モンスター・パニック映画では王道を行ったらしい。3Dで見れば一段階評価が上がるのだろうが、残念ながら日本版は3Dが未収録。製作費の問題なのかもしれないが、作り手のねらいは十分に伝わらない。

作品データ
監督:キム・ジフン 出演:ハ・ジウォン、アン・ソンギ、オ・ジホ他
製作年:2011年 製作国:韓国


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