いいなあ、でも涙は出ない 最強のふたり

最強のふたり Untouchable INTOUCHABLES ☆ 【BD】

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 実話をもとにしているということで、特典映像には映画のモデルになった「最強のふたり」が登場している。フィリップは再婚して2人の子どもの父親となり、介護人だったアブデルも会社を経営しているというから、現時点では現実の2人は幸せな人生を送っているといえそうだ。
 もちろん、パラグライダーの事故で首から下が麻痺してしまったことは悲劇だが、映画ではその部分に深く触れることはせず、もっぱらフィリップとドリスの心の交流を描いている。それは障害者と健常者の交流ではないので同情が介在することもなく、むしろ2人の生まれ育ちの違いからくるカルチャーギャップの面白さがテーマといっていい。一般的に考えると身体障害者のフィリップが社会的弱者なのだが、経済的には富豪のフィリップに対してドリスは圧倒的に貧しい。その他にも教養や恋愛観、人生観など、そのときどきで強者と弱者が入れ替わる面白さもあった。
 音楽もしゃれていて、フランソワ・クリュゼとオマール・シーの演技も素晴らしい。心が温かくなるステキな作品なのだが、そこには「不幸」というスパイスが欠けている。そのために「いいなあ」とは思うものの、「感動した」とは言いにくい微妙な作品になっているのだ。 


作品データ
監督:エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ 出演:フランソワ・クリュゼ、オマール・シー他
製作年:2011年 製作国:フランス


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