フィクションであってほしい アルゴ

アルゴ Argo 【iTunes】

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 アメリカの「正義」とハリウッドが結びつけば、第85回アカデミー賞の作品賞受賞というのもうなずける。
 1980年、架空のSF映画製作をぶち上げ、その映画スタッフに偽装させてイラン国内に潜伏している大使館職員6人を脱出させるという作戦が実際に行われたのだという。まさかイランも、そんなバカげた作戦が実行されるなど思いも及ばなかったに違いない。30年前だったからこそ成功したのだろうが、イラン革命の最中、しかもアメリカ大使館を占拠しているときに、カナダ人としてならば自由にイランに入国できたとはびっくり。あくまでもイランの人々にとっては「欧米諸国は敵」ではなく、「パーレビ国王を保護したアメリカは敵」ということだったのだろうか。革命防衛隊がまだ組織的に機能していなかったのかもしれないが、メンデス(ベン・アフラック)1人でイランに入国して、出国するときには7人になっているのに出国審査を通ってしまうところが何とも牧歌的といえる。
 変に真面目ぶって重苦しくなるのではなく、軽快なテンポで物語は進む。適度にドキドキしながらも、結果は分かっているので安心して見ていられた。とても面白かったのだが、できればこういう映画はあくまでも「作り物」として楽しみたい。このような出来事が現在も、そしてこれからも起こり得るというのはあまりにも悲しい気がする。

作品データ
監督:ベン・アフレック 出演:ベン・アフレック、ブライアン・クランストン、アラン・アーキン他
製作年:2012年 製作国:アメリカ


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