追悼ポール・ウォーカー ワイルド・スピード

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 ポール・ウォーカーの訃報を聞かなければ、彼のことは気にもとめず、ヴィン・ディーゼルとドウェイン・ジョンソンの映画と思って見ていたに違いない。ポジション的には重要なのだが、インパクトでは肉体派の2人にはかなわない。しかも、今回は死んだはずのレティ(ミシェル・ロドリゲス姐さん)までも復活してしまったのだ。皮肉なことに亡くなったことで彼自身にスポットが当たり、次回作への関心も高まることになったが、撮影途中というシリーズ7作目にポール・ウォーカーの出演はあるのだろうか。ジェイソン・スティサムまで出てきたらホントにポール・ウォーカー演じるブライアンの出番はなくなってしまうではないか。

 最近のシリーズを監督しているジャスティン・リンがアジア系ということも関係があるのか、この作品にはアメリカ映画には珍しく儒教的な縦の関係が描かれている。ドミニク(ヴィン・ディーゼル)とホブス(ドウェイン・ジョンソン)の関係は西洋的な横の関係だが、ドミニクと仲間たちの結びつきは「浪花節」の世界なのだ。一見、横の関係のように見えるブライアンとドミニクの関係も、実は義理の兄弟だし、彼らはレティを「家族」と呼ぶ。おそらくアメリカ人以上に日本人などアジア人の方が喜びそうな団体戦だ。
 敵役の設定は、最近の多くのアクション映画の例に漏れず必然性に欠けるのだが、戦車とカーチェイスをさせてしまうアイディアは秀逸。しかし、戦車というのはせいぜい時速80キロくらいしか出ないとも聞くので、そうだとすると実際にはあれほどの迫力はないのかもしれない。この路線を拡張していくと次回作はスーパーカーで空中戦をするしかないので、やっぱり公道でのカーチェイスに戻るのが賢明だろう。
 エンディングを見ると7作目での活躍は期待薄だが、アジア人としてはハン(サン・カン)をもっと見ていたいなあ。

作品データ
監督:ジャスティン・リン 出演:ヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカー、ドウェイン・ジョンソン他
製作年:2013年 製作国:アメリカ


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