ラジニ様の影響力 ロボット2.0

ロボット2.0 2.0 ☆ 【DVD】

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 インド映画としては当時破格の37億円を投じて制作され、世界的にヒットした2010年の「ロボット」の続編。主演はもちろん、御年69歳の「スーパースター・ラジニ」ことラジニカーントである。

 バシーガラン博士(ラジニカーント)は、暴走したチッティ(ラジニカーント二役)が解体・封印されたのち、女性型ヒューマノイドのニラー(エイミー・ジャクソン)を助手に、研究を続けていた。同じ頃、チェンナイでは市民のスマートフォンや携帯電話が一斉に宙に浮かび上がってどこかに行ってしまう不可解な事件が発生し、人々はパニックに陥る。携帯電話会社の関係者や電気通信大臣がスマーフォンに殺害される事件が起こると、内務大臣(アディル・フセイン)は事件解決のためにチッティの復活を許可し、博士はチッティや二ラーともに事件の解決に動き出す。

 前作「ロボット」はインド映画ならではの圧倒的なボリューム感に驚かされたが、興行的にも大成功を収めた作品が1本だけで終わるわけはない。ブルーレイが発売されないのは納得いかないものの、続編が発売されると聞いてDVDで購入。前編147分と(インド映画にしては)短めで、それなりにスピード感のある展開だった。

 今回は携帯電話の電磁波被害を訴える鳥類学者の自殺シーンから始まるので、前作とは違って重苦しい雰囲気がある。しかも、けっこうスプラッターなシーンも登場。また、テーマ的にも、携帯電話加入数が10億台を超えるという携帯大国インドで、電磁波による生物への悪影響を避けるため通信事業者や電波塔を減らすべき、という硬派なものになっている。日本だったら各方面に忖度して絶対に成り立たない企画ではないだろうか。自殺した鳥類学者の怨念=負のエネルギーがスマホや携帯を動かすという非科学的な発想に科学者が立ち向かうという展開にも無理がある。しかし、あの「ロボット」の続編だと思えば細かいことはどうでもよくなってくる。ハリウッドに劣らないVFX技術なども無視できないとはいえ、結局は「スーパースター・ラジニ」が出てくればそれでOKなのだ。もちろん、エイミー・ジャクソンやアクシャイ・クマールらのキャストのア存在感もあるが、ラジニ様のブランドで見る者は満足する。ただし、脂の乗りきった時代のラジニカーントに比べると、ちょっと控え目な印象がないでもない。まもなく古稀を迎えるラジニ様に往年の色気を求めるのは酷かもしれないが。 

作品データ
監督:シャンカール 出演:ラジニカーント、アクシャイ・クマール、エイミー・ジャクソン他
製作年:2018年 製作国:アメリカ

ロボット2.0 [DVD] - ラジニカーント, アクシャイ・クマール, エイミー・ジャクソン, シャンカル
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