テーマ:小説

感性の枯渇!? 人のセックスを笑うな

人のセックスを笑うな  まさに「いまが旬」という俳優が揃った。もっとも、松山ケンイチはいろいろ出ているなあ、と感心はするのだが、「L」の役を除くと、それほど印象に残っている役柄や作品はない。確実に見ている作品を挙げると、「完全なる飼育 秘密の地下室」、「男たちの大和/YAMATO」、「デスノート / デスノート the Last …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

躁状態の関口 魍魎の匣 

魍魎の匣  実相寺昭雄監督の死去により、京極堂シリーズは原田眞人監督にバトンタッチされた。実相寺監督以上に原田監督作品となると「ガンヘッド」くらいしかまともに劇場で見たことはないのだが、明らかに「姑獲鳥の夏」とは世界が異なる。  もっとも、最大の違いは演出よりもキャスト。メインキャストのほとんどが残留した中で、語り部である関口…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

常識をわきまえた榎木津 姑獲鳥の夏

姑獲鳥の夏  京極ワールドというより実相寺ワールドと表現した方がふさわしい作品。ウルトラシリーズを除く実相寺昭雄の作品では、「帝都物語」や「屋根裏の散歩者」、「ラ・ヴァルス」くらいしかまともに見た記憶はないが、それでも独特の質感やカメラワークは強く印象に残っている。京極堂シリーズのセピア色の世界と重ならないこともないのだが、原作の…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

豊川悦司と寺島しのぶは正解!?

愛の流刑地  友人の影響で学生の頃に渡辺淳一を一通り読んでいた。「白夜」シリーズが一番好きだったのだが、映画化されたものでは「ひとひらの雪」「化身」「別れぬ理由」の三部作(?)が色々な意味で印象に残っている。当然、映画と前後して原作も読んでいたが、映画にもそれほど違和感を感じなかったような気がする。どの作品にも男の哀れさや切なさが…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

少年野球への幻想 バッテリー

バッテリー  この作品も「動物と子役には勝てない」範疇に入るのだろうか。実際、中学生ともなればもっと複雑で面倒な問題も持ち上がるのだろうが、主人公たちのトラブルは割と単純化されており、見る側が期待している「子どもの純粋さ」を損なうことはない。原作は読んでいないのだが、多少なりとも原作のエッセンスが映画ににじみ出ているとすれば、あさ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

誰が見たのか!? キッチン

キッチン 我愛厨房/Aggie et Louie  友人から借りたほぼ10年前の作品。借りる際にお薦めのコメントはなく、それほど期待せずに見たのだが、独特の雰囲気があって不思議に引き込まれていった。  一種のラブストーリーでもあり、大切な人との死別という重苦しいテーマも盛り込まれてはいるものの、ストーリーらしいストーリーはないと…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

忘れ物の多い子どもに!?

さがしものクリニック                作:千葉留里子/絵:長内努(新風舎)  8月5日の発売日より1ヶ月も前に作者から直接いただき、読ませていただいた。娘はまだ2歳なので話の中身よりも挿絵の方におおいに興味をひかれた様子。いまでは娘の本棚に他の幼児向けの絵本とともに並んでいる。  「小学校低学年から」と対象年齢が…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

悪人のいない世界

椿山課長の七日間  顔ぶれがあまりにもテレビ的であり、どうしても映画館のスクリーンで見なければならない必然性は感じられない。とはいえ、最初から最後まで悪人が1人も登場せず、主人公たちがピンチに陥る場面もないので、安心して楽しむことができる作品でもある。もっとも、考えてみるとピンチといっても彼らは一度死んでいるのだから何も恐れるもの…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

展開が読める 変身

変身  東野圭吾の原作は読んでいないので映画を見ての感想になるのだが、2時間足らずの映画の中に盛り込むにはあまりに多くの要素がありすぎたように思う。小説では巧みに組み立てられていたであろう仕掛けが、制約のある映画の中では見え見えなのだ。ドナーの正体や主人公が選んだ結末も早い段階で予想がつく。テーマや設定自体は決して意外なものではな…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

救いのない 地下鉄に乗って

地下鉄に乗って  浅田次郎の原作を読んでいないので、あくまでも映画を見た感想なのだが、最後まで誰にも感情移入することができなかった。物語の展開や設定は面白いのだが、見終わって釈然としないものが残る。結果的に愛人であるみち子の存在は消え、それまで知らなかった父親の一面を見ることができた主人公は、最後に長年の肩の荷を下ろしたのかもしれ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

重いが泣ける 手紙

手紙  このテの日本映画は薦められなければ自分からはまず見ないのだが、友人に薦められて出会うことのできた作品。重苦しいテーマながらも最後にはしっかりと泣けた。  主人公たちは最後まで強盗殺人犯の家族という重荷を背負って生きなければならないことからは解放されないのだが、彼らならば「差別されながらもこの世界で生きていく」ということが…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

救いがない!?「間宮兄弟」

間宮兄弟  雑誌などで見た「間宮兄弟」の宣伝から想像できる、その通りの印象の作品。細かいギャグやくすぐりは面白いし、芸達者なキャストも揃っている。しかし、声を上げて笑っているうちに結末に対する不安がふくらんできた。そして確かに面白かったのだが、最後まで見終わって間宮兄弟の未来について考えさせられた。果たして2人に救いはあるのだろう…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

安倍政権の末路を予言!?

日本以外全部沈没  昭和版「日本沈没」の次は平成版「日本沈没」ではなく、パロディの「日本以外全部沈没」である。筒井康隆の原作は20年以上前に確かに読んでいるが、細部はすっかり忘れてしまっていた。とはいえ、小松左京の「日本沈没」も当然読んでいたので発想の面白さと筒井康隆ならではのドタバタに感心した記憶はある。その原作についてはもう一…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

キーラ・ナイトレイに釘づけ プライドと偏見

プライドと偏見 Pride and Prejudice  ジェーン・オースティンの『高慢と偏見(Pride and Prejudice)』は読んだこともなく、勧められてこの作品を見たが、魅力的な登場人物が多く、その面白さに引き込まれていった。  なんと言ってもキーラ・ナイトレイの大きな瞳と口元、さまざまに変化する表情が魅力的。こ…
トラックバック:1
コメント:0

続きを読むread more

原作の雰囲気を損なわずまとめたダ・ヴィンチ・コード

ダ・ヴィンチ・コード  原作を読んだのはしばらく前のことだったので細部は覚えていないが、ドキドキしながら一つ一つ謎が解き明かされていくのを楽しんで読んでいた。下巻に入ると一気に事件が収束に向かうので逆に失速感を禁じ得なかったものの、評判に違わず面白い作品だった。  当然のように映画化が決まったという話を聞き、トム・ハンクスとラン…
トラックバック:1
コメント:0

続きを読むread more

上方落語はもっとコテコテ

寝ずの番  上方落語ファンとしては見逃せない作品。大好きな中井貴一が主演しているし、亡くなる師匠のモデルは笑福亭松鶴師匠、爆笑のエピソードの数々は鶴瓶の深夜放送でお馴染みである。お通夜を取り上げた点では、伊丹十三の一連の作品に似た印象を受けた。短いエピソードの積み重ねで終わってしまったが、全編通しての柱となるようなストーリーがあれ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

平成版「日本沈没」は30年後に!?

日本沈没(1973年版)  公開当時は映画版もテレビ版も見ておらず、少し年月が経ってから小松左京の原作をドキドキワクワクしながら読んだ記憶がある。日本が沈没することよりも、予期せぬ事態に政府が、人々が、どう対応するのかという点に興味を引かれたのだ。例えば西村寿光の『滅びの笛』にしてもそうだし、最近の作品では村上龍の『半島を出よ』に…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

筒井康隆なくして現在の私は存在しない

 ひさしぶりに読んだ小説は、筒井康隆の『銀齢の果て』。アマゾンから取り寄せ、本棚で半年ほど寝かせてしまっていたが、読み始めてしまえばあっという間で、筒井康隆にハマっていた20数年前のようにドキドキワクワクしながら読み進めていった。  筒井康隆にハマったのは、中学校から高校にかけての数年間。ひょんなことから市立図書館に通い詰めるよう…
トラックバック:1
コメント:0

続きを読むread more